神戸界隈での釣り日記

神戸界隈での釣り日記

神戸と明石の陸っぱり中心の釣行記

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最近話題の釣魚オークションに思うこと!

最近、ネットニュースなどで「釣魚オークション」がにわかに話題になっていますね。個人的には鮮魚オークションについて否定的な意見を多く見かけるのて良かったと感じています。出品者にとっても落札者にとっても余りメリットを感じないというかリスク要因が多すぎるように感じてしまいます。

 

釣魚オークションサイト”Fish Sale”とは?

 誰でも簡単に(鮮魚を)、売ったり買ったりを楽しめるサイトだそうです。

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引用元:https://fishsale.jp/

「安い」「簡単」「安心」とありますが本当か?と疑ってしまいます。

「安く」でしか買い取って貰えない魚に対し、丁寧な処理や保存をする出品者って本当にいるの?と疑いたくなります。

処理や保存が適当かもしれない魚を落札して本当に「安心」なのと疑ってしまいます。

「簡単」・・・。「簡単」にトラブルや食中毒などの事故が起こります。

と想像してしまいます。

 

オークションの流れ

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出品者

  1. 商品の情報を入力して出品
  2. 入札を待つ
  3. 落札されたら支払いを待つ
  4. 商品を梱包して発送をする

釣った魚の処理の方法とか、保存の方法とか一切記載がありません。

落札者

  1. 商品を探す
  2. 入札・落札をする
  3. 代金を支払う
  4. 商品の到着を待つ

 鮮度の落ちた魚が届いたらどうするんでしょう?

 

サイトを見ていて感じたこと

 出品者の例えを見ると、釣り船の経営者や釣りを趣味にしている人たちとなっています。しかも、釣りすぎて自分で食べきれない魚と想定しています。

これらの人たちはこれからも末永く釣りを趣味にしたいと考えている人たちなので、釣り場や資源を守るためにも自分で食べきれないほどの魚を釣る様な事はしないでしょう。仮に食べ切れない量が釣れると感じれば、小さい物はリリースしながら釣りを続けると思います。たとえ釣りすぎても干物を作ったりして保存が利く状態にして自分で消費するのではないでしょうか。

それに安くでしか落札されないなら、わざわざ血抜き、神経締め、内蔵処理、氷温保存等の丁寧な処理をしてまで出品したいと考えるでしょうか。

 

一方、入札者は飲食店経営者とか魚が好きな主婦を想定しています。

まず、ありえません!

プロの料理人や魚好きの人がどのように処理されて、どのように保管されていたか分からない魚を買うとは思えません。

 実際に釣りをしていると水汲みバケツの中に長時間放置されて息絶えた魚や、血抜きもしないでクーラーボックスに放り込まれる魚を見ることがあります。こんな扱いを受けた魚が出品されている可能性があると思うと入札なんてできないでしょ!

 

私自身はこのオークションサイトを利用する予定はありませんが、中にはこのサイトを見て、オークションに出品することや小遣い稼ぎを目的に釣りを始める「にわか漁師」志望者もいるでしょう。この手の人たちは「立入禁止」や「釣り禁止」の文字が読めなかったり、見えなかっりする人が多いような気がします。

その結果、釣りができる場所が減るという事態が加速するのではないかと、とても心配になってしまいます。

 

釣魚はプロに買い取ってもらいましょう!

 どうしても釣った魚を誰かに買ってもらいたいと思うなら、直接プロに買い取ってもらいましょう!プロに買い取ってもらう分にはトラブルのリスクも少なくなると思いますし、売り手としても品質を保たなくては買い取って貰えないという自覚というか責任感が芽生えて良いのではないでしょうか。

鮮魚の買取をしてくれるプロのお店は以前からあります。

 

出張寿司トビウオ

宅配で買い取ってくれるそうです。オークションで落札者に商品を発送するのと手間は変わりません。

 

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おさかな集積所 おとと

 こちらは福井県にあるお店で持ち込みする必要があるので遠方の方は利用が難しいですが、買取対象の魚をお尋ね者にしてゲーム感覚も取り入れているので楽しむという意味ではこれは有りかなと思います。

mikuni-ototo.jp

 

 まとめ

最近、動画で見かける一部の飲食店やコンビニのバイト店員や客の振る舞いを見ると分かると思いますが、衛生面やモラルの事を微塵も感じさせない行動をする人たちがいます。残念ながら、このような人たちがオークションサイトにもいる可能性があることを忘れてはいけないと思います。