先週の土曜日は土用の丑の日でしたね。皆さんは鰻を召し上がりましたか?私は鰻は食べずに鱧を食べに行ってきました。鰻と鱧は顔つきが全く違いますが鱧もウナギ目ハモ科の魚なので鰻の親戚だったんですね。
鱧料理
関西では鱧は人気の高級食材で初夏から初秋にかけて小料理店や温泉旅館でコース料理として振る舞われるようになります。また、私の地元京都ではスーパーでも梅肉が添えられた湯引きや鱧の照り焼き、鱧の押し寿司などが出回るようになります。
ところが兵庫県に移り住んでからスーパーに行っても鱧の照り焼き、鱧の押し寿司を見かけることがなくなり少し寂しい思いをしております。
淡路島の鱧
関西で主に鱧が水揚げされるのは和歌山県や兵庫県の瀬戸内海側です。その中でも特に淡路島の沼島(ぬしま)が鱧の産地としてとても有名です。
その淡路島では鱧は鱧すきで食べるのが有名です。淡路島の鱧すきは淡路島名産の玉ねぎと鱧の切り身を鱧の中骨で取った出汁で煮るのが特徴です。
また、淡路島ではそうめんも有名で、このそうめんを鱧すきの残った出汁の中に入れて出汁も余すことなく食べるのが淡路島流の鱧の食べ方です。
鱧すきでランチ
本来なら民宿や温泉旅館で鱧すきコースを食べたかったのですが、今回は夏休みの時期と重なっていることもあり結構な値段設定になっていました。そこで今回は素泊まりができる宿を確保し、海鮮料理店の鱧すきランチを食べることにしました。
メニューを見ると一番高い鱧すきコースだと締めのそうめんもあるようですが、今回はお店のおすすめの鱧すきが付いた御前にすることにしました。
そして、こちらが鱧すきが付いた御前です。
左上が鱧すきです。右上が鱧の天ぷらです。鱧を使ったメニューはこの2品だけでしたが鱧を食べた感に満たされました。
鱧すきは出汁にもしっかりと鱧のうま味が染み出していてとても美味しかったので出汁を飲み干してしまいました。
天ぷらもふっくらとした身で噛むと鱧のうまみがあふれ出してきてとても美味しかったです。
そして最後に握り寿司が5貫。マグロ、イカ、サーモン、タイ、エビ。どれもネタが大きくて満腹になりました。
今回鱧すきは初めて食べましたが想像以上の美味しさでした。また、淡路島の鱧は皮も薄く骨も柔らかいと聞いてはいましたが、実際食べてみると本当にその通りだと感動して宿に帰りました。
翌朝は釣り
淡路島では徐々にですがタチウオが釣れ始めているという情報を聞きつけたので3時に起きて洲本市の漁港に向いました。
漁港に到着したのは4時でしたが、駐車場には既に10台以上の車が止まっていました。そして堤防にも数人が既に釣りを始めていました。釣り方はみなさん浮き釣り、ワインド、テンヤとバラバラなので参考になりません。
なので私は昨年一番良く釣れたルアーを使ったテンヤにしました。そして釣りを開始して30分ぐらい経った頃にワインドをされていた方が本日の1本目を釣りあげました。
群れが入って来ているなら今がチャンスと思い私もすぐにワインドに変更してキャストを繰り返しましたが、この日釣り上げられたタチウオは先ほどの1本だけの様でした。
そして5時半を過ぎると太陽が完全に上り、あまりの暑さに耐えられずに撤収することになりました。
この日の釣果は坊主でした。
最後に
関西以外の方はあまり鱧という魚を食べる機会はないのかもしれませんが、釣果情報を見ていると毎年何件かは鱧が釣れたという情報を見かけることがあります。もし、鱧が釣れた場合は高級魚ですのでリリースせずに鱧すきや湯引きにして食べてみてください。きっと食べて良かったと思いますよ。
それでは今回はこの辺で。