神戸界隈での釣り日記

神戸界隈での釣り日記

神戸と明石の陸っぱり中心の釣行記

【スポンサーリンク】

タチウオをルアーで釣りたい方におすすめの釣り方

タチウオは堤防から手軽に狙うことのできる人気のターゲットです。特に最盛期の大阪湾沿岸の堤防では両手を広げると隣の人とぶつかるのではないかと思うぐらい釣り場が込み合います。こんな人気のタチウオを釣ってみたいと思っている方に比較的手軽に釣ることが出来るルアーを使った釣り方を紹介します。

 

 

タチウオの生態

タチウオは回遊性の魚で初夏から初冬に掛けて大阪湾沿岸の堤防から釣ることが出来るところまで回遊してきます。特に9月から11月頃が最盛期ですが、釣れる期間は比較的長く地域によっては5月頃から釣れ始め翌年の1月頃まで釣れる場合ももあります。

f:id:Kobe_Angler:20190507191959j:plain

次にタチウオが釣れ易い時間帯ですが、タチウオが堤防から釣れる時間帯は日の入りの1時間前ぐらいから日の出後の1時間後ぐらいまでが釣れ易い時間帯です。

日中でも釣れないことはありませんが、日中は沖の深場にいることが多いので堤防から釣れることは稀です。

 

タチウオを釣るためのおすすめの釣り方

それでは早速タチウオを釣るためのおすすめの釣り方を3つ紹介します。

1.ルアーテンヤ

最初におすすめする釣り方はテンヤ型のルアーを使ったルアーテンヤという釣り方です。最初にルアーテンヤをおすすめする理由はルアー操作が簡単であることと、有効な時間帯が長いことが挙げられます。しかも、タチウオの捕食方法と釣り方が実に理にかなっている為、一押しの釣り方です。

タチウオは立ち泳ぎをしながら頭上を小魚が通るのを待ち伏せし、小魚が頭上を通過するときに小魚の腹の辺りに食いついて捕食を行います。この様子は下の動画見てもらえるとよくわかると思います。


タチウオの捕食シーン@海遊館

 

この動画の様にルアーテンヤをタチウオの頭上近くをゆっくりと通してやるとタチウオはルアーに食いついてきます。

具体的にはルアーテンヤを沖にキャストし着水を確認し、5秒程度沈めてからルアーが一定の層を水平に動くようにリールをゆっくりと巻き続けます。するとコツッとかゴンッとアタリが出ます。しかし、ここで焦って合わせてしまうと針に掛からないことがあるのでこれらの小さなアタリがあってもリールは一定スピードで巻き続けます。すると、次に竿先を大きく引き込むような強いアタリが来ますので、このタイミングで力強く合わせるとタチウオに針が掛かり釣り上げることが出来ます。

注意点は強いアタリがあれば必ずしっかりと合わせを入れることです。ルアーテンヤはタチウオの口の中に針を入れて口に針を掛けるのではありません。

タチウオがルアーの腹辺りに食い付いているいる間に強く合わせることで、頬の辺りに外側から針を掛ける釣り方です。

f:id:Kobe_Angler:20190507224646j:image

釣れない時はルアーを沈める時間を変えてみたり、リールを巻くスピードか変えてみて、アタリが良く出る条件を探してください。

また、小さなアタリは出るが合わせを入れるような強いアタリが来ない時はリールを巻くのを止めてテンションフォールさせると強いアタリが出ることがあります。

 

2.ワインド釣法

次におすすめな釣り方はワインド釣法です。タチウオの捕食は待ち伏せだけではありません。特に朝マズメ(日の出の前後1時間)や夕マズメ(日の入りの前後1時間)には積極的にエサになる小魚を追い回します。時には水面を飛び出してジャンプするタチウオを見かけることもあります。このような活性の高いタチウオを狙う時におすすめするのがワインド釣法です。

ワインド釣法では矢じり型のジグヘッドにダートタイプのワームを取り付けたルアーを使用します。釣り方は沖にキャストし、タチウオが居そうな水深までルアーを沈めたらロッドを素早く連続で上下させリールを一回転巻きます。この動作を連続で行い誘います。コツはロッドを下げた時にラインに弛みを作り、ロッドを上げるときにラインの弛みを弾くことで瞬間的に強い力をルアーに伝えてルアーを左右に飛び跳ねるように操作することが重要になります。

このルアーの動きが逃げ惑う小魚の様に見えるため、タチウオの捕食スイッチがONになりルアーを追ってきてくれます。

ワインド釣法では小さなアタリを取って掛けるというよりは、連続でロッド上下させている時にいきなりドンッと言うアタリがあり、アタリと同時にフッキングしていることが多いです。このアタリを経験すると病みつきになるぐらい気持ちいいです。

また、アタリがあってもフッキングしなかったり、アシストフックに掛かることが多いのでアシストフックは付けた方が良いです。

f:id:Kobe_Angler:20190509141659j:image

釣れない時はロッドを上下させるスピードや振り幅を変えてみたり、ジグヘッドの重さ、ワームの色を変えると効果的な場合があります。

ただ、ワインド釣法はロッドを連続で上下させ続ける釣りなので体力的にはかなり厳しいです。その為、ロッドとリールは極力軽い物を使うことをお勧めします。

私は元々シーバスロッドでワインドをやっていましたが、一度ワインド専用ロッドを使うとその軽さと操作性の良さからシーバスロッドではワインドはしなくなってしまいました。

 

ワイインドロッドがあればルアーテンヤも出来ますし、メタルジグも20gまでであれば投げることが出来るのでタチウオのルアー釣り全般やライトショアジギングもできるので大変重宝しています。

 

3.ショアジギング

最後におすすめするのはメタルジグを使ったショアジギングです。メタルジグを使う最大のメリットは飛距離が出ることです。その為、夕マズメに差し掛かる前や朝マズメを過ぎた後などタチウオが岸から離れてしまったときに、沖合のタチウオを狙う時に適した釣り方です。

釣り方は沖にキャストとし、一旦着底させます。そしてワンピッチジャークやリフト&フォールで誘いますが、メタルジグは早く動かすよりも小さくゆっくりと動かす方が釣れ易い傾向にあります。 

f:id:Kobe_Angler:20190509150906j:image

 

最後に

タチウオは驚くほど岸壁の近くまでルアーを追ってくることがあります。私も過去にルアーを回収しようとしたときにヒットしたことが何度もあります。従って、ルアーが足元近くまで来たからといって油断せずにルアーを回収まで丁寧にルアーを操作することをお勧めします。またタチウオはヒットした瞬間とランディングの時に良く暴れます。ランディングの時は慎重かつ大胆に一気に陸上に引き揚げるようにすることでバラシを減らすことが出来ます。

今回紹介したタチウオの釣り方で使用するルアーについては別記事で纏めていますので気になる方は覗いてみてください。

 

www.trip-fishing.com

 

それでは1mを超えるタチウオを目指して頑張ってください。1mを超えるタチウオは引きがとても強く楽しいですよ!

ではでは。