ゴールデンウィークの前半は城崎の温泉で一泊してゆったりと時間を過ごし、日本海で釣りをしてから帰ってきました。
城崎(きのさき)
城崎といえば温泉を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
城崎温泉の町並みは中心を流れる川を挟んで両岸に土産物屋や宿が立ち並び、昔ながらの雰囲気を味わえるので日常を忘れてゆったりと時間を過ごしたい方には良いところです。
城崎温泉には七つの外湯があり、この外湯巡りを楽しみに訪れる方が多いのではないでしょうか。また、日本海に注ぐ円山川の河口近くに位置し、ズワイガニの水揚げで有名な津居山漁港が近くにあるので冬場は蟹を楽しみに城崎温泉を訪れる方も多いようです。
美味しい物は蟹だけじゃない!
城崎温泉が位置する豊岡市や周辺の養父市や朝来市などを含む兵庫県の北部はかつて但馬国(たじまのくに)と呼ばれており、今でも但馬地方と言われています。
この但馬地方に生息していた黒毛和種の和牛が但馬牛です。
但馬牛が兵庫県内で肥育され一定基準を満たす肉質だった時は神戸牛と呼ばれます。
また、但馬牛の子牛は松坂(三重県)や滋賀県に出荷され肥育されます。そして肥育された場所により松坂牛や近江牛を名乗ります。
つまり、但馬牛がいなければ今の神戸牛や松坂牛といったブランド牛が存在していなかったかもしれないというとても肉質の良い優秀な牛なのです。
旅館
今回宿泊した旅館は「ひだまり」という旅館です。
ここの旅館は厳密にいえば城崎温泉には含まれて。京丹後の夕日ヶ浦温泉にある「佳松苑」グループの姉妹館なので、源泉も夕日ヶ浦温泉を使用しています。
ガッツリと城崎温泉を楽しみたいという人よりは、温泉だけでなく周辺の城崎マリンワールドや海水浴を楽しみたい方が比較的良心的な価格で宿泊できる旅館という風に考えた方が良いと思います。
また、秋には近くの津居山漁港や円山川の岸壁からアジが釣れますし、たまにヒラメが釣れることもあるようなので釣り目的の宿泊も良いと思います。
一応、城崎温泉の外湯を楽しみたい方向けに送迎サービスはありますが、無料入湯チケットの配布は無いので注意が必要です。
私は内湯にゆっくりと入って美味しい物を食べて次の日に備えることが目的だったので丁度良い旅館だったと感じています。
お風呂は露天風呂が最高!
この「ひだまり」には大浴場と露天風呂があります。広さも十分で窓も大きいので景色を眺めながらゆっくりと入るとリフレッシュできます。
こちらが脱衣場から入って直ぐにある大浴場です。
この大浴場の窓の下に露天風呂はあります。大浴場から階段を下りて露天風呂に行けます。
露天風呂の方が少し温度が低く、長く入っていることが出来るので私は露天風呂の方がお気に入りです。
但馬牛ステーキが登場!
食事は部屋食ではなく、お食事処で頂きます。今回のメインは但馬牛のステーキです。
こちらがメインの但馬牛のステーキで、焼かれた状態で運ばれてきました。
テーブルには鉄板が準備がされているのでそこで温めて食べるスタイルです。
お肉を温めながらその横で野菜を焼いて頂きました。
お肉は箸でも切れるぐらいの柔らかさで適度に脂分もあり、とても美味しいお肉でした。
他には先付けのサヨリの酢味噌掛け。前菜は蟹の爪、シラスの梅肉ソース、ハマグリのバジルソースなど。お刺身はカンパチ、甘えび、マグロの三種盛り。魚と水菜のスープ、筍ご飯、最後にデザートのパンナコッタでした。
ボリュームは物足りなさもなく、苦しすぎて動けないなんてこともなく程良い分量で、満足の夕食となりました。
平成最後の釣り
二日目は城崎温泉から30km程西に向かって移動して香住を目指しました。
昨年のGWも香住で釣りをしていました。昨年はアジも回ってきており、サビキを楽しむファミリーをたくさん見かけました。私はちょい投げでキスを釣っていました。
今年はというと昨年同様たくさんの方が釣りを楽しまれていましたがアジの姿はなく、サビキを楽しんでおられた方には目立った釣果は無かったようです。
一方私は言うと、今年もアオイソメを使ったちょい投げでキス狙っていました。
アタリはあるが全く針掛かりしない状況が続きましたがようやく針掛かりしたと思い魚を回収してみると5㎝ぐらいのアコウ(キジハタ)?の稚魚でした。
その後も特に釣果はなく、この魚が平成最後の釣果ということになりました。
もちろんこの子にはこの後すぐに海に帰って頂きました。
まとめ
今回はゴールデンウィークということで渋滞などを心配していましたが、渋滞はほぼ無く快適なリフレッシュ旅行を楽しむことが出来ました。これで釣果に恵まれていればいうことはなかったのですが・・・。