3月の初旬から芦屋方面で25㎝程の寒サバがポツリポツリと釣れているという情報がいつもの釣具店の釣果情報に載るようになりました。そして先週からは遂に寒サバフィーバーとか寒サバ祭りという表現に変わり、かなりの釣果が出ていることが伺えました。
そこで土曜日は朝から芦屋の方へ行ってみようと決めていたのですが、6時頃に雨の音と雷の音で目覚めることになり一度は諦めました。しかし、10時を過ぎたころから徐々に日差しが出てきたので昼過ぎから行ってみることにしました。
サバのイメージは?
サバはどちらかというと嫌われ者に分類されているイメージが強い魚です。
初夏から初冬にかけて堤防から比較的簡単に釣れる魚ですが、この時期に25㎝を超える良型のサバが釣れても嬉しそうな顔をしてる人をあまり見かけません。
その理由として考えられるのはサバは針に掛かると良く暴れるので直ぐに仕掛けが駄目になるためではないでしょうか。
また、持って帰って食べようとしてもサバは痛みやすい魚で食中毒になるリスクが高いとか、寄生虫(アニサキス)が潜んでいる可能性が高いという理由で嫌われることが多いように思います。
一方でサバには関サバ、金華サバ、松輪サバといった水揚げされた地域の名前の付いたブランド鯖があり、こちらは一尾2000円〜7000円ぐらいする高級魚でもあります。
兵庫県でサバが人気者になる時期
嫌われ者のイメージが強いサバですが兵庫県でも1年のうちで約2か月間だけ人気者になる時期があります。
それは毎年決まって6月〜8月ごろです。この時期には淡路島や神戸の西部(明石海峡大橋付近)で40㎝以上のサバが釣れます。この時ばかりは他府県からも神戸西部の釣り場に釣り人が押し寄せます。
このサバは夜釣りの浮き釣りで狙うのですが、隣の釣り人との距離は1〜2mぐらいの距離で釣ることになります。
この大サバ釣りを流行らせたのも冒頭の釣具店の釣果情報らしいです。
今回の芦屋方面の状況
釣果情報に載っていた東側のベランダに到着したのは15時ぐらいでしたが駐車場はほぼ満車で、しかも他府県ナンバーの車が結構混じっています。
状況は見なくても予測は出来ましたが、釣り場を覗いてみるとこんな状況です。
手前の方は隙間があるように思いますが、隙間には荷物が置いてあったり竿が立てかけてあったりして間に入るのは難しそうです。
様子を見ているとほとんどの人が浮きを付けた飛ばしサビキでサバ狙いです。浮きの状況を見てると潮がそこそこ流れているようで一定方向に流れていきます。そして時たま海中に消えていく浮きがあり25㎝ぐらいのサバがポツリポツリと釣れていました。
こんな中でも果敢にバイブレーションを投げるルアーマンがいました。まぁ、思った通り周囲の仕掛けを根こそぎ絡めとっていました。
私もジグサビキのつもりで来ていたので、この込み具合と潮の流れでは無理と判断して撤収することになりました。
こちらは同じ人口島の西側の石畳ポイントです。先ほどサバが釣れていた東側のベランダからは1Kmちょっとしか離れていません。
人はほとんどいない状況で釣れている雰囲気もありません。
1時間程ジグサビキを投げましたが反応は無し。ジグサビキは色々な魚が釣れる釣り方ですが、魚がいない事には釣れません。
この日はライトゲーム用のタックルは持ってきてないのでここで帰宅することとなりました。
まとめ
嫌われ者のイメージの強いサバですが、例年では釣れない時期に釣れるだけでここまで人気者になってしまうのかと印象でした。神戸でも例年にない早さでアジやカタクチイワシの釣果が確認されています。もしかすると今年はかなり早いですがこのままサビキシーズンに突入してしまうかもしれません。