皆さんは釣りに出かける時、釣り場や時間帯をどうやって決めていますか?私は初夏から初冬にかけては毎週土曜日の早朝に神戸港の同じ場所に釣りに行くと決めています。従って、潮の状態が良いタイミングと朝マズメが重なるゴールデンタイムに釣りができる日もあれば、潮の状態が良くない時に釣りをしている場合もあります。
何故同じ場所に通うのか?
釣りに行く以上は釣れないより釣れるに越したことはありません。それなら巷で良く釣れると言われている有名な1級釣り場に行けばいいじゃないかと思うかもしれません。
私も釣りを始めた頃は釣具店の釣果情報を見ながら良く釣れている有名釣り場に良く行ったものです。しかし、釣り場に到着すると釣り場は満員だったり、運よく場所が確保できても釣果情報に載っているような釣果に恵まれることは稀で、つまらない思いをしながら帰ることも良くありました。
つまり、釣れると言われている釣り場に行けば誰でも簡単に狙いの魚が釣れると考えるは間違いで、釣れると言われる釣り場でも少しポイントがズレてしまうと全く釣れないということがありえるということです。しかも、大勢の人が訪れる有名釣り場の好ポイントを確保するなんて至難の業です。
それなら、釣具店の釣果情報に載らないようなマイナー釣り場で好ポイントを見つけ出した方が場所の確保も簡単ですし、釣れる確率も上がると思い今の釣り場に通うようになりました。
その方が間違いなく楽しく、気持ちよく釣りを楽しむことが出来ます。
同じ釣り場に通うメリット
2,3年同じ釣り場に通っているとある程度どの時期にどんな魚が釣れるかが分かってきます。また、同じ釣り場でもこっちのポイントよりあっちのポイントの方が良く釣れる傾向にあるとか、ここは根掛かりが多発するので避けた方が良いと言った情報も自然に蓄積されていきます。
また、私が通う釣り場は船が係留されることが良くあります。最悪の場合は釣りをしている最中に係留の為に船が入ってきて釣り場を失うこともあります。しかし、船が係留される場所は大体決まっているので予めその場所を避けておけば釣りをしている最中に釣り場を失うことを減らすことが出来ます。
また、毎週同じ場所に通うことで何時に釣り場に到着すれば釣り場を確保できるかも分かってきますし、何時ぐらいから釣れ始めるかも予測ができるので無駄な時間を費やさなくくて済むメリットもあると思っています。
たまには例外も!
先日の土曜日もいつもの時間にいつもの場所へ釣りへ出かけました。前週まではガラガラに空いていた釣り場ですし、潮も長潮の前日の小潮で干潮の少し前のタイミングなので決して良い潮の条件と言う訳ではありませんでした。
しかし、この日は満員でした。土曜日の早朝にしては珍しく船が3隻も係留されていた影響もあるのでしょうが、前日の金曜日に釣具店の釣果情報に「ハマチは今こっちを回遊??」って書いて、対岸の橋の下にある有名釣り場の釣果が掲載されたことも影響していたように思います。
しかし、良く周囲を見渡すと空いてそうに見える場所があります。岸壁にロッドだけを放置して釣り人は車の中で待機中みたいです。周囲はみんな釣り始めていますがこの場所だけは釣りを始める気配はありません。
この場所に割り込むつもりは無かったですが海の様子を見に岸壁に近づくとあたかも来るな!と言わんがばかりの形相で車の窓から顔だけが出てきます。
いわゆる場所取りっていうやつですね。周囲で釣れ始めたら釣りを開始するつもりだったのか、そのままひたすらロッドを放置し続けるつもりだったのかは定かではありませんが、その後も釣り始める訳でも無し帰るわけでも無しという状況が30分ほど続いたのでこの場所は去ることにしました。
釣りの楽しみ方は人それぞれだと思いますが、周囲で釣れている様子が無ければ釣りを始めないというのはある種、魚を釣り上げるというノルマ達成を目的にした仕事みたいで楽しそうではないですね。
最後に
長く同じ場所に通っているとこの日は潮回りや海の様子から釣果が期待できそうに無いことは直ぐに予測できました。こんな日は狭いスペースに無理やり入れてもらって釣りをするよりは撤収するに限ります。
折角、長い間同じ釣り場に通って色々な情報を蓄積したのにこの釣り場に行きにくくなるのはもったいないですからね。”自分が釣りを楽しみたい”=”周囲の人に嫌な思いをさせない”を心がけでこれからも釣りを楽しもうと思います。
それでは今回はこの辺で。