今回は釣りでも魚料理でもありません。私の好きな壬生菜の漬物の作り方です。先日の日曜日に自宅の近くの道の駅で今シーズン初めて壬生菜を見つけたので購入しました。京都では壬生菜の漬物と言えばポピュラーな部類ですが、兵庫県では中々美味しそうな壬生菜のつけものを見かけないので自分で作るようになりました。
壬生菜(みぶな)
壬生菜は水菜が原種で自然交配で生まれた種と言われています。名前の由来は京都の壬生地区で多く栽培されていたことから壬生菜と呼ばれるようになり、京の伝統野菜に認定されています。水菜との違いは葉の形状が水菜のようにギザギザではなく細長い丸みを帯びた形状です。色も水菜よりも濃く、味はピリッとした辛みと独特な風味があります。旬は12月ごろから3月ごろまでとされていますが、3月ごろには花芽が出始めるため味が落ちるように感じます。
壬生菜の栄養素
壬生菜にはビタミンC、βカロテン、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄分、リンが含まれます。
ビタミンCには風邪予防や疲労回復などに効果があります。また、βカロテンの一部は体内でビタミンAに変化し、免疫機能を上げてくれます。
また、βカロテンには抗酸化作用があり体内の活性酸素を除去してくれるそうで高血圧、高脂血症、糖尿病、脂肪肝を防ぐ働きがあるそうです。
壬生菜の漬物の作り方
材料は壬生菜と食塩だけ。あとはお好みで唐辛子1本と昆布適量です。
フリーザーバックに水洗いした壬生菜と壬生菜の重さの2%の食塩、唐辛子、昆布を入れ食塩が全体に行きわたるように軽く振る。食塩が全体に行きわたったらフリーザーバック内の空気を極力抜くようにしてジッパーを閉じます。
後はフリーザーバッグの上にまな板を載せその上に水を入れた2Lのペットボトルを載せて半日から一日待てば完成です。
そしてこちらが重しをしてから15時間経過した壬生菜です。フリーザーバッグの中の水分はすべて壬生菜から出たものです。これぐらい水分が出て壬生菜がしんなりしたら食べ時です。
食べ方
食べ方はご飯のお供として食べても良いですが、壬生菜ご飯にするのも良いと思います。
こちらはご飯のお供としての壬生菜です。食べる分だけフリーザーバッグから取り出して軽く絞ってからお好みの大きさに切るのがおすすめです。
こちらが壬生菜ご飯です。壬生菜ご飯は細かく切った壬生菜に香りづけのしょう油を数滴たらし炊きあがったご飯に混ぜるだけです。
簡単にできますので機会があればお試しください。