神戸界隈での釣り日記

神戸界隈での釣り日記

神戸と明石の陸っぱり中心の釣行記

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業務で釣りが出来る企業に内定!

いきなりですが、内定が出ました!就職活動を始めた頃は書類選考通過率が20%程度なので気になる企業があればどんどん応募した方が良いと言われていたので調子に乗って10社に応募したら書類選考通過率が何と50%になってしまい、面接の日程調整に苦労しました。

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就職先を決めるにあたり、何を優先するかは人それぞれですが私は前職の経験を活かせる仕事で関西で就業できる企業を希望していました。結果的には休日も年間120日以上で、土日祝日も休みということでほぼ希望通りでした。唯一希望が叶わなかったのが年収面。希望は前職の年収を維持することでした。しかし、前職では4月分以上の賞与をもらっていたのに対し、今度の企業では初年度ということで0.3ヶ月しか支給されないので年収が下がることになりました。それでも何の実績も残していない企業から前職と同じだけの賞与がもらえる方がおかしいと思うので直ぐに納得することが出来ました。

 

仕事内容

9月まで勤めていた企業では眠気を検知して居眠り運転を防止する機器や、眠りの質を解析するためのいわゆる生体センサーのようなものを設計していました。

これらは人間の脈拍や移動距離、移動速度などの情報を収集する装置でしたが、次の企業では野生生物の生体情報を収集する装置の回路設計や装置開発をすることになります。

ウミガメ

引用元:ウミガメ追跡とバイオロギング | 小笠原海洋センター

上の写真では結構大きなセンサーをウミガメに取り付けていますが、私が開発するのは直径8mm、長さ30mm、空中重量3g程度のセンサーだそうです。

実は面接に行くまではこの機器を開発するだけだと思っていたのですが、自然生物にこの生体センサーを取り付ける作業も業務としてやらなければいけないということを聞きました。

その為、履歴書の趣味欄に書いていたルアーフィッシングがとても気に入って貰えたようで、面接でいきなり業務で一緒に魚を釣って貰えますかと聞かれたときは正直意味が分かりませんでした。

釣り人

他にも動物や魚は触れますか等の他の企業面接では聞かれなかったことも聞かれました。

しかし、これらの質問は冗談を言っている訳でなく業務を行う上で必要な能力が有るかを確認してということが分かってくると、徐々に堅苦しさの無い楽しそうな職場だと思うようになってきました。

 

バイオロギング

これから私が開発するセンサーは生物を意味するバイオと記録を意味するロガーという言葉を組み合わせてバイオロガーと呼ぶそうです。そして、このバイオロガーを使って、生物の生態を記録することをバイオロギングと呼ぶそうです。

これまでもウミガメやアザラシ、ペンギンなどに取り付けて潜水深度や潜水時間などを解明してきたそうです。

生態調査

引用元:バイオロギングとは? | 日本バイオロギング研究会

今後は生態数の減少が危惧されているウナギやマグロの生態調査に役立てたり、陸上生物や昆虫の生態調査にも取り組んでいくそうです。

 

職探しが終われば物件探し

今の住居は公共交通機関を使って通勤するには不便すぎる(最寄りのJRの駅まで車で20分)のでどこの企業に就職することになっても引っ越しをする予定でしたが、これまで同様に神戸の海に釣りに行きたいと思っていたので、神戸や西宮辺りに引っ越しをするつもりで物件に目星をつけていました。

引っ越し

しかし、当初の予定以上に遠くの企業に入社することにしたので西宮からでも通勤に1時間半ぐらい掛かってしまうことになりました。

プライベートでの釣り場への通い易さを優先するか、通勤時間を短くするかで真剣に悩んでいましたが、最近になり神戸の釣り場が次々と釣り禁止になっていることを考え、通勤時間が短くて済む場所へ引っ越すことにしました。

幸い、西宮や芦屋付近であれば1時間ちょっとで行けそうですし、若狭湾が少し近くなりそうなので日本海側の釣り場も開拓していこうと思っています。

 

最後に

就職活動を終えて思うことはタイミングの重要さです。私の場合は会社が決めた9月30日にただ退職をして、次の日から何気なく就職活動を始めただけでしたが、結果的には楽しそうだと思える求人に出会い内定まで貰うことが出来ました。それに釣り好きの私にとって自然科学分野の研究に関われるというのは嬉しいことですし、業務で趣味が活かせるというのも嬉しいことです。

これから務める企業は自然分野の「未知の解明」や「継続的な維持」を目指す企業なので単に楽しそうだけでなく、真剣に業務に取り組み身近な釣り場や生態系の維持に役に立てれば良いなと思います。

それでは今回はこの辺で。