このところ、週末になると毎週のようにタチウオを釣りに行っていたのでリーダーの先糸のストックが無くなってきました。そこで今回は先糸を自作しましたのでその作り方を紹介したいと思います。
リーダーの先糸とは?
リーダーの先糸とはタチウオやサゴシの鋭い歯からリーダを守るためにリーダーの先に結ぶ(繋ぐ)リーダーより強度の高い糸の事を言います。
タチウオ釣りのラインシステム
ショア(陸)からルアーを使ってタチウオを釣るときは下の図のようなラインシステムを使用してます。
メインラインとショックリーダーはFGノットで直結します。そしてショックリーダーの先にはスナップを結びます。そして、ショックリーダーの先に先糸をつなぎ、さらにその先にルアーをつなぎます。
先糸には何を使うのか?
先糸には金属製のワイヤーリーダーや10号程度のフロロカーボンリーダーを使用します。先糸にワイヤーを使うと釣果が悪くなると言われることが多いです。理由は定かではありませんが、ルアーの動きが悪くなるとか、魚から見えるとか、金属を嫌がるとかいろいろ言われていますが、実際のところは魚に聞いてみないとわかりません。(笑)
釣果が落ちる以外にもルアーを激しく動かすとルアーのリアフックがワイヤーリーダーに引っかかり、ワイヤーに折れ目が付くことがあります。この折れ目は一度付くと真っすぐには戻らないので、だいたい一日使うと使い捨てになります。そのため、私は先糸に10号のフロロカーボンリーダーを使用します。市販品もありますが3分本入りでだいたい360円ぐらいします。私も最初は市販品を買っていましたが、フロロカーボンラインを切って結ぶだけで作れるので自作するようになりました。
これは10号のフロロカーボンで作った先糸です。タチウオの歯がラインに当たった時に出来たささくれや無数の細かな傷が見えます。おそらく2号のショックリーダーだったら切られてルアーを無くしていたのではないかと思います。
先糸を自作する
経験上、タチウオの歯でラインに入る傷はルアーから5〜7cmぐらいまでが多いです。従って今回自作する先糸は10cm程度の物を作ります。先糸はショックリーダに直接結んでもかまいませんが、他の釣りとリールを兼用している場合は脱着式の先糸を作って、タチウオ狙いの時だけ付けるようにすればいいと思います。
準備するものは10号のフロロカーボンラインとスナップだけです。スナップは既に持っているものがあれば流用できます。
10号のフロロカーボンラインはセールの時に2300円で購入しました。
では、早速自作します。
糸を20cm切り出します。次に一方はチチワを作ります。反対側にはスナップを結びます。今回はチチワはエイトノットで作り、スナップはサルカン結びで結びました。結び目はまだ締めこんでいません。特に結び方はなんでも良いので慣れた結び方で結んでください。
糸の結び方はこちらを参考にすればいいのではないでしょうか。
最後に締めこんで不要な糸を着れば完成です。 ほぼ10cmに作れました。
完成した先糸のチチワをショックリーダーに結んだスナップにつなぎ、先糸のスナップにはルアーをつなぎ使用します。
自作作業は簡単なのですが、糸が太く反発力が強く結びにくいので結びしろを長めに取った方が作業はし易いと思います。。
まとめ
スナップは18本入りで220円程度で購入できますので1本あたり13円程度です。フロロカーボンラインは60mで2300円程度なので、1本作るのに必要な20㎝だとだいたい8円ぐらいです。自作すると21円程度で作れるので市販品より100円程度お得になります。
今年も11月になりドラゴンタチウオが釣れる期待感が高まってきました。折角かかった大物を取り逃がさない為にも小さな傷でも傷が見つかれば早めに交換をする事をお勧めします。