今回は3連休なので少し遠出をして日本海側の香住まで行っていきました。目的はセコガニの購入と香住港での釣りです。
セコガニとは?
セコガニってあまり聞かない名前の蟹だと思った方も多いのではないでしょうか。
では、ズワイガニはご存知でしょうか?ズワイガニの雄は福井県では越前ガニ、石川県では加能ガニ、山陰地方では松葉ガニと呼ばれています。松葉ガニは水揚げされた漁港によってさらに津居山ガニ、間人ガニ、柴山ガニなどに呼び名が変わります。
そして、セコガニとはズワイガニの雌の山陰地方での呼び名になります。福井県ではセイコガニ、石川県では香箱(こうばこ)ガニ、京都ではコッペガニと呼ばれています。
漁獲期間は雄が11月6日から3月20日まで、雌は11月6日から年末までです。セコガニは1年でたった2か月間しか捕ることが出来ない貴重な蟹です。(北陸地方より北では少し漁期が異なるようですが・・・。)
岩津ねぎも購入
途中休憩で立ち寄った但馬まほろばという道の駅でお祭りをやっていました。たまたま立ち寄っただけだったので普段混まない道の駅が混んでいるいる理由が最初は分かりませんでした。
何のお祭りかと言うと岩津ねぎの解禁のお祭りでした。岩津ねぎは兵庫県朝来市特産のネギで商標登録までされています。そして収穫期間も11月23日から3月21日までしか岩津ねぎとして販売できないそうです。(お店の人に教えてもらうまで知りませんでした。)
岩津ねぎの特徴は関東の白ネギと関西の青ネギの中間的なねぎです。太さは白ネギ、緑色の葉の部分まで柔らかく食べることが出来るところは青ネギの特徴を受け継いでいます。寒さが厳しくなるにつれて甘さと柔らかさが増し美味しくなります。
食べ方は天ぷら、焼きねぎ、鍋も良いそうですがやっぱりすき焼きが一番のおすすめです。私もスーパーでは買ったことがありますが産地直売の物は初めてなので楽しみです。
他にもにこいちさんのLIVE、猿まわしとかやっていてちょっと休憩のつもりでしたが1時間ぐらいがっつり休憩してしまいました。
セコガニの購入
今回は香住・朝市センターのヤマニ水産で購入しました。今の時期は市場の中は蟹一色って感じでした。下の写真は小ぶりの松葉ガニです。緑のタグが付いているので香住港で水揚げされたものです。(間人(たいざ)の蟹も緑のタグですがタグの形が違います。)赤みを帯びた蟹も混ざっていますがこちらはベニズワイガニと言う別の種類で香住ガニと呼ばれています。
そして、今回購入したのはこちらの茹でセコガニです。5枚で3000円でした。雄ガニと比べると値段は圧倒的に安いです。大きさは雄の1/3ぐらいの大きさしかありませんが・・・。
食べ方は茹でガニ、蟹汁、蟹ご飯が主な食べ方です。今回は15分ぐらい蒸し器で温めて茹でガニとして食べました。
セコガニの魅力は2種類の卵です。下の写真で見えているのが外子です。外子はプチプチとした食感で味を楽しむと言うよりは食感を楽しむ感じです。
もう一つの卵は甲羅の中にある内子です。下の写真の左下にある甲羅の中にあるオレンジの物が内子です。内子は濃厚な味で蟹の旨味が濃縮された感じです。ミソと一緒に食べると旨味がさらに増します。
身も食べますが、雄ガニと比べると小さいので足も細く身の量は多くありません。キッチンばさみで足を開くように切ると身がきれいに取り出せます。
まとめ
松葉ガニの産地は温泉地になっていることが多いので温泉宿に泊まって蟹を味わうのも良いですが、買って帰って家で食べれば割安でいいと思います。特に11月から12月にはセコガニの販売もありますので更に割安感を感じられる上に蟹の新たな美味しさを知ることが出来ると思います。但馬地方の漁港では毎年蟹にまつわるイベントもやっていますので今年は間に合わなくても来年以降の参考にしていただければと思います。
釣り
釣りは雨が酷くて中止にしました。場所は香住東港なのですが護岸工事ををしていて立ち入り禁止のエリアがかなりありました。次回訪れるときには立ち入り禁止が解除されているといいのですが・・・・