2018年11月29日、その時は突然やってきました。「緊急説明会を開催します」と管理部から説明会前日にメールが届きました。しかも、出欠を取るのでIDカードを必ず持参するように注意書きまであります。
普段と違う雰囲気
今回の説明会はこれまであった説明会とは雰囲気が違いました。一つ目は普段見かけないスーツを着た人達が5人ぐらいいました。後ほど分かったことは親会社の人事部の人達でした。二つ目は過去に使ったことの無い場所での説明会でした。この場所は過去に省庁向けの製品を担当していた部署が使用していた事務所で2重扉になっていて外から覗き見ることが出来ない、外への音漏れがない場所での説明会でした。
発表された内容
私が勤めている工場(兵庫県)を東北地方にある工場(会社)に吸収するという内容でした。そして従業員に与えられた選択肢は3つでした。
- 東北地方の工場(会社)に転社し東北地方で勤務。(給料は現状を維持)
- グループ内の派遣会社に転社(給料は大幅に下がる)
- 工場の移管作業完了後に退職(会社都合による退職で退職金の上乗せあり)
工場閉鎖の前兆
今年の4月に私が勤める工場(会社)は分社化をしました。分社化によって製品の製造の一部が出来ない状況(設備がない)に陥っていましたのでなぜ改善しないのか疑問に感じていました。
そして、今回私の勤める工場が東北地方の工場に吸収されることが発表されました。4月の分社化の時にこの工場が近々無くなることは決まっていたのだと感じました。
親会社は過去にも同じように収益の悪い部門を子会社化や分社化した後、数年で他社への売却や工場閉鎖をするということを繰り返していましたので私が勤める工場にも同じことが起こるだろうと言うことは予測が出来ました。しかし、分社化から一年で工場の統合がされることは想像よりかなり速いことでした。過去の事例ではだいたい3年後と言うことが多かったように思います。
人生の選択
東北地方の工場で製造している製品を考えるとおそらく東北地方の工場は既に中国企業へ売却を計画しているのではないかと想像しています。
また近年の親会社はハードウェアの設計製造を縮小する傾向にありましたので、私の業務の幅がどんどん狭められていると感じていました。
あと2週間もすると面談が始まり、人生の選択を迫られることになりますが現状の環境を冷静に考えると何が何でもこの会社で定年を迎えたいという意欲は湧いてきません。
まとめ
今回の出来事は私の人生の中で大きな出来事であり、皆様にも起こるかもしれない事だと思います。これから私は退職金や年金の説明を受け、転職活動等を行っていくことになると思います。その中で少しでも皆様の役に立ちそうな事は記事にまとめておこうと思います。