11月の末に製造拠点の最適化を図るために私が勤めている工場は福島県にある工場に統合されることが決まりました。その結果、従業員は福島県へ転勤するか退職し転職するかの意思決定を迫られています。そしてその期日は2019年1月18日なのでもう目前です。
工場統合から進路決定までの流れ
11月29日:工場統合の従業員説明会
12月上旬:再就職支援会社の説明会
12月上旬:統合先会社の説明会
12月中旬〜1月上旬:個別面談
1月18日:転社同意書、進路希望調査票の提出
まあ、素っ気ないです。たったこれだけの説明会と面談だけで片道切符を握って福島県に移住するのか残り半分のサラリーマン人生を一からやら直すのかを決めないといけないのですから。
面談が始まるまでにしたこと
先ず、従業員説明会資料の記載内容を見直しました。すると退職する場合、45歳以上は「会社都合による退職」という記載になっていました。3月31日を退職日だとすると私は44歳10ヶ月なのでたった2ヶ月の差で「自己都合による退職」にされてしまいます。なので、会社側にクレームを出すつもりでいましたが、先に労働組合が会社に抗議したらしく、説明会の二日後に全員が「会社都合による退職」に変更されました。
「会社都合」と「自己都合」では受け取れる退職金や失業給付金の期間などに大きな差が発生します。この辺りは改めて、まとめようと思います。
二つ目にしたことは統合先の会社の状況を調査しました。すると驚いたことに以下の二つの事が分かりました。
- 統合先の工場でも既に希望退職者を募集していた。
- 統合先の工場の従業員の平均年齢は49歳。
やっぱりと思いましたが、都合の悪い情報は開示してきません。ここまでで福島県に転勤する理由はないかなと考えていましたが転勤を選ばない理由はほかにもあります。
- 親会社は私が携わっている事業を縮小させている。
- 求人倍率が高水準で推移している。
これだけ条件が揃ったので個別面談では転職するつもりで臨みました。
個別面談の内容
個別面談は1回30分で合計2回実施されました。(2回目は実質5分で終了でした。)
会社側から通知された内容
- 統合先の工場に転勤した場合の月収
- 退職する場合の退職金の金額
この2点だけを告げる統合先の工場に転勤しますか?と問いかけられたのでこの説明だけで決めるんですか?と思わず問い返しました。すると、何か質問ありますかと聞かれたので何点か質問しておきました。
会社にした質問
- 統合先の工場にはいつから出社するのか?
- 統合先の工場での業務内容は?
- 退職する場合、退職日はいつか?
もちろん会社側からは全て決まってませんという回答でした。質問に回答してくれないのに今度は転勤することは可能ですか?と聞かれたので可能ですとだけ答えておきました。(可能だけど転勤するつもりはありませんという意味です。)これで一回目の面談は終了です。
2回目の面談
2回目の面談では先ず私が1回目の面談で質問した内容の回答を求めました。すると進路調査票の提出期限までに回答をすることはできないと答えてきました。その上で、転勤するよねって問いかけかられたので、「福島に行く理由が見つからなかったので行きません」と回答しました。(本当は面談では一切、意思表示をするつもりが無かったのですが、少し腹が立ったので答えてしまいました。)すると、面接官の顔色が変わり、いろいろと行くように説得を始めましたが、こちらは一切聞く耳なし。って感じで約5分で終了となりました。
書類の提出
福島県に転勤する場合は「転社同意書」というものに印鑑を押して出さないといけないのですが、転職を希望した者は「進路希望調査票」を出すだけです。
こちらの資料は印鑑を押すところもありません。しかし希望と書かれているのが気になります。あとであなたの希望は認められませんでしたとか言わないだなうな。(深く考えすぎでしょうか?)
退職日の提示を求めた理由
退職日の提示を求めた理由は「会社都合」として退職するためにはいくつか条件を出されているからです。
- 残務がある場合は最長2020年3月31日まで今の業務を続けること
- 転職活動は退職日以降に開始すること
他にも年次休暇が余っているので消化しないといけないとか、今頑張っても6月の賞与をもらえる保証がないとか・・・。
あとは極力損をしない様に退職する日を待つだけです。
補足
会社を辞めることを決めても退職日が決まらないのは、はっきり言ってモチベーションが上がりません。正直、緊張感もなければ何が何でもやらなければいけないという責任感も失せてしまっています。幸いにも私にとっては年次休暇を取得しながら適当に出勤をしておけば給料は今まで通り受け取れるという微妙な状況なのですが。